2015年12月27日日曜日

神在月に出掛けるありがた~い島根の旅

今年の日本皮膚アレルギー学会・接触皮膚炎学会は島根でした。
高知から行くとなると、JRでは片道6時間弱。
しかも、ものすごく揺れるとのうわさ。
体力を奪われてしまうのは間違いありません。

えーい!
高知から伊丹にANAで飛んで、そこからJAL乗り継ぎで出雲空港まで行こう!

今から思えば、そんな甘い考えがいけなかったのでしょうか?
当日、高知→伊丹の1便に乗るため、早朝高知空港に着いたところ、
何だか空港内がざわついています。
その日は運の悪いことに、高知空港のトラブルで、朝からどの飛行機も飛べない状態・・・。
あらら、私の学会発表、今日の15時過ぎからなのに~!?
とりあえず、先に着いてるS教授にメール、メールっと。

結局、2時間遅れで高知→伊丹便は出発。
こんなことってあるんですね~(涙)。
楽をしようと思ったのに、かえって精神的にも疲れる結果となってしまいました。

それでも何とかギリギリに島根県民会館に到着~!
 
 
 
 
発表にも無事間に合いました~(汗)
 
 
 
 
この学会では勉強したいことが盛りだくさん。
でもせっかく苦労して松江に来たのだから、2日目の空き時間に少し散策してみました。
会場のすぐ目の前にはお堀に囲まれた松江城。
「ぐるっと松江堀川めぐり」という遊覧船が出ていました。
 
 
 
 
肌寒かったので、私は乗らずにてくてく散歩したのですが、
思っていた以上に松江っていいところでしたよ。
風情あふれる城下町、という感じで、しっとりとした空気感。
「私、好きだわ~」と直感的に思いました。
そういえば、今回残念ながらホテルが取れずに来れなかったSちゃん。
大学時代の同級生で同じ皮膚科医をしている彼女が、
「とにかく松江にはまってるの~♪」と言っていたのはこのことだったんだ!と納得。
 
 
そのあとは和モダンな雑貨屋さんが並んでいる京店商店街へ。
「甘味喫茶 月ヶ瀬」さんで、おだんごセットと悩みに悩んで、
出雲が発祥と言われているぜんざいの方をいただきました。
あったまります~。
 
 
 
 
川の対岸には「カラコロ工房」といって、
昭和初期に建てられた旧日本銀行の松江支店を改装したショップ&体験工房が。
 
 
 
 
地下には歴史を感じる重厚な金庫室が残っていました。
 
 
 
 
私はここで可愛らしい和紙てまりを購入。
絹川ツネノさんというおばあちゃんの手作りだそうで、
和紙で作られたお花がとっても温かいですよね。
 
 
 
 
もっと松江の街を散策したかったのですが、ここでタイムアウト。
ポスターセッションのため、小走りで学会場に戻りました。
 
夜は松江フォーゲルパークでの懇親会に参加しました。
今回はひとりだし、どうしようかと悩んでいましたが、
「おいしい山陰の海の幸を、たくさんトラックで運んできてます!」
というアナウンスに流され、ふらっと懇親会場行きのシャトルバスに乗ってしまいました。
 
結果的には、これが大正解!
大好きなフクロウとペンギンのお出迎えに始まり、
(フォーゲルパークは旧・神戸花鳥園と同系列なのです)
 
 
 
 
石見神楽を堪能して
 
 
 
 
新鮮な海の幸を、余すところなくいただきました~。
カニももちろんですが、やっぱりノドグロが一番おいしかったなぁ。
金沢で食べて以来、人生2回目のノドグロとなりました。
 
 
 
 
 いよいよ学会も3日目。
普段ならこのあたりで疲れが出てきて朝寝坊してしまうのに、
今回は何かが違っていました。
早朝にホテルをチェックアウトして、
朝のひんやりした空気の中、ゆっくりと松江城の周りを歩きました。
 
 

 
 
 
 
敷地内には明治時代に建てられ、迎賓館の役割を果たした「興雲閣」もありました。
 
 
 
 
足元には色づいたイチョウとギンナンがたくさん落ちていて、
小学生の頃、校庭に落ちていたギンナンをたくさん拾って帰ったなぁ・・・
と、昔のことをぼんやり思い出したりもしました。
 
 
 
 
さわやかな朝の散歩をし、気分もリフレッシュしたところで、3日目の学会に。
「薬疹」のパネルディスカッションに参加しました。
 
私は学生さんや研修医、他科の先生方に、薬疹のレクチャーをすることがあるのですが、
『薬剤性過敏症症候群(DIHS)』という薬疹は重症薬疹のひとつであるにも関わらず、
残念ながら、まだまだ認識されていないように感じます。
ある患者さんとの出会いから、
「DIHSのことを、まずはみんなにきちんと知ってもらうことが、私のライフワークだ!」
と思うようになり、こうやって学会では薬疹のセッションにすすんで参加し、
新しく正しい知識を吸収するようにしています。
 
さて、その薬疹のセッションも終わりました。
学会はもう少しありますが、ここで私はひと足先に、
最後の目的地に向けて出発することにしました。
その目的地とは・・・出雲大社です!!
 
普段私たちにとって、旧暦の10月は「神無月(かんなづき)」ですよね。
でもこの時期、出雲地方は全国の神様が集まって来られるため、「神在月」になるのです。
そしてその神在月の中でも、決まった1週間、
出雲大社では全国から神々をお迎えしての神在祭が執り行われるのだそうです。
 
そんなとってもありがたい日に、私は島根にいる・・・☆
 
学会終了後には、ツアーバスを出してくださることになっていたのですが、
それでは帰りの飛行機に間に合わないため、ひとり自力で出雲大社に向かいました。
まず学会場からタクシーで、一畑電車の「松江しんじ湖温泉駅」に行き、
そこからは「出雲大社前駅」まで、風情のあるローカル電車に1時間ほど揺られました。
日曜でしたので、出雲大社前駅までの直通電車があり便利でした。
 
出雲大社前駅は、まるで小さな教会のよう。
重い荷物は駅で預かってもらい、出雲大社を目指します。
 
 
 
 
勢溜の大鳥居までやってきましたが、さすが神在祭とあって凄い人!
 
 
 
 
お参りをするにも大行列です。
 
 
 
 
神在祭の時、東西にある「十九社」は全国からやって来られた神様の宿舎になります。
なので1年のうち、この1週間だけ扉が開いているそうですよ。
 
 
 
 
とにかく混雑していて、神在祭の出雲大社はどこへ行っても大変でしたが、
こんなタイミングでお参りできたことを嬉しく思いました。
全国の神様は、この神在祭に集まって話し合いをされ、
人々の今後のいろんなご縁を決めておられるのだそうです。
神様が「あーしよう」、「いや、こうしよう」って相談しているのを想像するだけで、
ちょっとワクワクしませんか?
 
「ご縁」って男女の縁に限ったことではありませんからね。
目に見えないものにも感謝の気持ちを忘れず、
一生懸命頑張っていれば、
きっといいご縁に恵まれる人生になる!と、私は信じています。
 
帰りはすがすがしい気持ちで、
出雲大社前駅から出雲空港行きのバス(1日1便のみです!)で空港へ。
行きと違って、トラブルなく無事に帰り着きました。
 
さてさて、こんな感じで、島根の旅、大満喫でした~!
今回は学会がメインだったので、
まだまだ回りきれなかったところもあり、
出雲そばを食べれなかったのも心残りなので、またゆっくりと巡ってみたいです。
 
島根は女子旅が楽しそうな予感がしま~す♪♪♪
 
 
 
 

2015年12月6日日曜日

霧の森女子会 パート2!

みなさん、急に寒くなりましたね~。

そんな中、私は以前にこのブログでもご紹介した、
愛媛県新宮村の『霧の森コテージ』で、
仲良し女医さんと再び女子会をしてきました。




今回のコテージは「ひめしゃら」




前回は2人でも大きめのコテージでしたが、
今回は満室とのことで、完全に2人用でした。
それでも十分な広さがあり、木の温もりが溢れる造りになっています。




このコテージの周りには
いろんな植物が丁寧に植えられていて、
この季節でも可愛らしい花を愛でることができました。





神戸在住の友人が到着する頃には、
すっかり日も暮れて、寒さも一段と増してきました。

でも、ほっこりと温まることができたのは、こんな晩ご飯のおかげ!
からだに優しい食材ばかりで、
盛り付けもとってもかわいいですよね~♡




その日の夜は、宿泊者専用の温泉に浸かったあと、
ただただおしゃべり~(^^♪
楽しいことも辛いことも、そして自分が今何を考えていて、どう進んでいくのか・・・
全てを隠さず話しあえる彼女の存在に、改めて感謝した夜でした。

翌日は、霧の森併設のカフェ「茶フェ」で、
お茶を使った美味しいスイーツをまたもや堪能。

冬でも霧の森の人気は恐るべしです!
日帰りでも十分楽しめますが、やはりコテージに1泊すると、楽しさが倍増しますよ!!



さてさて、今年も残るところあとわずかとなりました。
うちのインテリアもクリスマス仕様に☆

出雲大社のありがたい「神在祭」のタイミングで行けた、
島根の皮膚アレルギー学会も無事に終わりましたので、
またご報告いたしますね。