みなさんはどんなクリスマスを過ごされましたか?
私は関西へひとっ飛びしてきました。
キュートなイチゴサンタは、明石のフレンチレストラン「アンシャンテ」。
先輩女医さんとクリスマスディナーです。
旅好きの私たちは、今年1年、旅したところの報告会とおみやげ交換会をしました。
何よりも楽しい時間。
帰りに寄った神戸のモザイクは、とっても寒かったですが、
空気が澄んでいたので、その分イルミネーションがきれいに見えました。
昼間のハーバーランドも、クリスマス気分を盛り上げてくれます。
たくさんのオーナメント。
そして向こうには大きなツリーが。
赤が似合う季節になりましたね。
湊川神社にも、お参りをしてきました。
少しだけ紅葉も残ってましたよ。
冬のやわらかな日差しが眩しいです。
専門医試験をお願いした御神牛にも、お礼参りをしておかなくっちゃ。
ふふふ~、それから押尾コータローさんのクリスマスライブに。
やっぱりコータローさん、めちゃめちゃいいです! 最高!!
心に響くメロディー。みんなが強く優しく元気になれる。
気付けばあっという間に年末がやってきました。
確実に一つ歳をとったけど、出会えた人、音楽、景色、これらすべてが刺激を与えてくれて、
私はますますじっとしていられなくなります。
来年はもっともっとハッピーな年に。
そのための努力を忘れないようにしたいです。
2011年12月29日木曜日
2011年12月17日土曜日
プラハに出かけよう!その⑤(帰国編とおまけ)
プラハ最後の朝。
お世話になった『グランドホテルボヘミア』のロビー。
旅行が満足できるものになるかどうかは、どのホテルを選ぶかにもかかっている。
そのことを納得したのが、ここ『グランドホテルボヘミア』。
空港までのシャトルバス発着場に近く、旧市街広場もすぐそこ。
朝ご飯もとってもおいしかった。
次にプラハに来ることがあったら、私はまた絶対ここのホテルを選ぶと思う!
プラハでの貴重な残りの滞在時間は、ウンゲルト周辺の石畳の路地を散策する。
ちょうどティーン聖母教会の裏手にあって、表通りからは見えない趣ある空間だ。
帰りもお世話になったCEDAZ社のミニバス。
プラハ、さようなら~。
初めてプラハに来たとき、直感的にこの街に魅かれた。
そして今回の旅で、ますますプラハが好きになった。
プラハの街は本当に美しく、4泊もしたのに、行ってみたい場所がまだたくさん残っている。
次はどんなプラハに出会えるんだろう?
早くも再訪する日が待ち遠しい。
最後におまけで、今回の旅で買ったおみやげの一部をご紹介します。
「BLUE PRAHA」で見つけたマーブル模様のカタツムリ。
不思議とご利益がありそうな気がして購入。
もぐらのクルテクのカレンダーは、カルロヴァ通りの本屋さんで。
「もぐらとずぼん」は全世界で愛されている絵本。
私も小さいときに読んだ記憶があります。
作者のミレルさんはチェコスロヴァキアの生まれ。
なのでプラハのおみやげ屋さんには、
愛嬌のあるクルテクがこんな感じでたくさん並んでいます。
ウンゲルトの陶器屋さんで買った鈴は、
手書きの模様がかわいい。
そしてドバイ空港では、「nancy ajram」のべスト盤CD&DVDを発見!
nancy ajramの曲は、かつてベリーダンスを習っていた時に、
先生がレッスンでよくかけてくれていました。
アラブ圏ではやっぱり人気のようです。
懐かしくて踊れる1枚。
お世話になった『グランドホテルボヘミア』のロビー。
旅行が満足できるものになるかどうかは、どのホテルを選ぶかにもかかっている。
そのことを納得したのが、ここ『グランドホテルボヘミア』。
空港までのシャトルバス発着場に近く、旧市街広場もすぐそこ。
朝ご飯もとってもおいしかった。
次にプラハに来ることがあったら、私はまた絶対ここのホテルを選ぶと思う!
プラハでの貴重な残りの滞在時間は、ウンゲルト周辺の石畳の路地を散策する。
ちょうどティーン聖母教会の裏手にあって、表通りからは見えない趣ある空間だ。
帰りもお世話になったCEDAZ社のミニバス。
プラハ、さようなら~。
初めてプラハに来たとき、直感的にこの街に魅かれた。
そして今回の旅で、ますますプラハが好きになった。
プラハの街は本当に美しく、4泊もしたのに、行ってみたい場所がまだたくさん残っている。
次はどんなプラハに出会えるんだろう?
早くも再訪する日が待ち遠しい。
最後におまけで、今回の旅で買ったおみやげの一部をご紹介します。
「BLUE PRAHA」で見つけたマーブル模様のカタツムリ。
不思議とご利益がありそうな気がして購入。
もぐらのクルテクのカレンダーは、カルロヴァ通りの本屋さんで。
「もぐらとずぼん」は全世界で愛されている絵本。
私も小さいときに読んだ記憶があります。
作者のミレルさんはチェコスロヴァキアの生まれ。
なのでプラハのおみやげ屋さんには、
愛嬌のあるクルテクがこんな感じでたくさん並んでいます。
ウンゲルトの陶器屋さんで買った鈴は、
手書きの模様がかわいい。
そしてドバイ空港では、「nancy ajram」のべスト盤CD&DVDを発見!
nancy ajramの曲は、かつてベリーダンスを習っていた時に、
先生がレッスンでよくかけてくれていました。
アラブ圏ではやっぱり人気のようです。
懐かしくて踊れる1枚。
2011年12月11日日曜日
皆既月食 2011年12月10日
みなさんは、ご覧になりましたか?
皆既月食。
この日、私は大学病院で当直中。
南国高知も、ものすごい冷え込みでしたが、やっぱり見てみたい。
そろそろかも?!と思って病院の建物の外に出てみると、
ちょうど満月が欠け始めていました。
一旦病棟に帰って、再び戻った時には、
皆既月食の月が赤く光っていました。
大学病院で見る皆既月食。
患者さん、事務当直のおじさん、学生さんたちも集まってきて、
それぞれ月を眺めました。
みんなどんな想いでこの赤い月を眺めたのかな。
皆既月食。
この日、私は大学病院で当直中。
南国高知も、ものすごい冷え込みでしたが、やっぱり見てみたい。
そろそろかも?!と思って病院の建物の外に出てみると、
ちょうど満月が欠け始めていました。
一旦病棟に帰って、再び戻った時には、
皆既月食の月が赤く光っていました。
大学病院で見る皆既月食。
患者さん、事務当直のおじさん、学生さんたちも集まってきて、
それぞれ月を眺めました。
みんなどんな想いでこの赤い月を眺めたのかな。
2011年12月4日日曜日
プラハに出かけよう!その④
プラハ4日目は、カルロヴィ・ヴァリに行く予定だった。
カルロヴィ・ヴァリは、プラハの北西にある温泉保養地。
といっても入る温泉ではなく、飲む温泉がメイン。
テプラー川沿いに広がる美しい街に行ってみたくて、
インターネットでバスの予約までしていたのだが、
プラハからは片道2時間の距離。
昨日の最悪の体調を考えて、無理せずプラハの街をもう1日楽しむことにした。
ホテルからカレル橋へのすっかり慣れた道を歩いていると、
結婚式の記念撮影に遭遇。とても美しい日。
今日はとても天気がよく、カレル橋からは気球が上がっているのが見える。
この空の青さ、日本では絶対見れない色だなぁ、と思う。
橋を渡りきった少し先にある聖ミクラーシュ教会にやってきた。
ダイナミックなバロック様式の教会で、空間を飾るたくさんの彫刻に圧倒されてしまいそうになる。
天井のフレスコ画も豪華。
1787年にモーツァルトが演奏したというオルガンも残っている。
ゆっくりと静かな時間を教会で過ごしたあとは、
トラムに乗って、ストラホフ修道院を目指そう。
おっと途中でアンティークの楽器屋さんを発見!
つい嬉しくなって立ち寄る。
いつでも気ままに寄り道できるのが、ツアーじゃない旅の良いところ。
ストラホフ修道院は、時間があればぜひ行ってみたいと思っていた場所のひとつで、
1140年にボヘミア王ブラディスラフ1世によって建設された大規模な修道院。
貴重な文献もたくさん残っている。
こちらが「哲学の間」。
そして「神学の間」。
半円の天井と古い地球儀が置いてあって、不思議な空間に迷い込んだ気分になる。
よく歩いた後は、眺めのいいカフェでひと休み。
このチョコレートケーキは、
中にフルーツのジャムがたっぷり入っていて、なかなか濃厚。
さぁ、ここからは、ネルドヴァ通りのレリーフ巡り。
まだ住所がなかった時代に、
ファサードに目印になる彫刻やレリーフを飾ったのが、今となっても楽しめる。
ここは何屋さんだったのかな~と想像しながら通りを歩いていく。
気が付くとこの日ももう夕方になっていた。
ここから2時間は別行動にしよう、と母に提案。
私はひとり、ヴルトボフスカー庭園を目指す。
ヴルトボフスカー庭園はペトシーン丘にせり上がるテラス式庭園で、
「プラハで最も美しい庭園」と賞されている。
しかしその入り口は知らなければ絶対わからないといわれているくらい「通な」スポット。
大通りから少し入ったこんな小道を進んでいくと・・・
みごとな庭園に出た。
今日はここでも結婚式があったようだ。ハープの生演奏が聴こえてくる。
幾何学模様の花壇は、季節によって周りを彩る花が違うようだが、
私が訪れた時は、きれいなピンク色だった。
小さな池には魚も泳いでいた。
最上階には見晴らし台があって、マラー・ストラナが見渡せる。
プラハのいわゆる観光地では、たくさん日本人を見かけたのに、
ここでは日本人、とういより東洋人は私だけ。
「あら?なんかちょっと浮いちゃってるのかしらん???」
と思っていたけど、見晴らし台では、北欧から来ていたおじさまたちが、
背の低い私に、笑顔で前の方を譲ってくれた。
おかげで最高の眺めを堪能。プラハばんざーい!
母と待ち合わせの旧市街広場へ向かう途中に見えた、
真っ青な空と飛行機雲のコントラスト。
通りを歩く犬も、ウキウキ嬉しそう。
旧市街広場で母と合流した頃には、ゆっくりと日が傾きかけていた。
今日はプラハ最後の夜。
晩ごはんを食べた後、再び旧市街広場へ出かけてみる。
そこは温かい光に包まれていた。
カレル橋の上は、昼間より人が多いのでは?と思うほど。
見上げると遠くに月も光っていた。
明日はとうとう日本に帰る日に・・・
カルロヴィ・ヴァリは、プラハの北西にある温泉保養地。
といっても入る温泉ではなく、飲む温泉がメイン。
テプラー川沿いに広がる美しい街に行ってみたくて、
インターネットでバスの予約までしていたのだが、
プラハからは片道2時間の距離。
昨日の最悪の体調を考えて、無理せずプラハの街をもう1日楽しむことにした。
ホテルからカレル橋へのすっかり慣れた道を歩いていると、
結婚式の記念撮影に遭遇。とても美しい日。
今日はとても天気がよく、カレル橋からは気球が上がっているのが見える。
この空の青さ、日本では絶対見れない色だなぁ、と思う。
橋を渡りきった少し先にある聖ミクラーシュ教会にやってきた。
ダイナミックなバロック様式の教会で、空間を飾るたくさんの彫刻に圧倒されてしまいそうになる。
天井のフレスコ画も豪華。
1787年にモーツァルトが演奏したというオルガンも残っている。
ゆっくりと静かな時間を教会で過ごしたあとは、
トラムに乗って、ストラホフ修道院を目指そう。
おっと途中でアンティークの楽器屋さんを発見!
つい嬉しくなって立ち寄る。
いつでも気ままに寄り道できるのが、ツアーじゃない旅の良いところ。
ストラホフ修道院は、時間があればぜひ行ってみたいと思っていた場所のひとつで、
1140年にボヘミア王ブラディスラフ1世によって建設された大規模な修道院。
貴重な文献もたくさん残っている。
こちらが「哲学の間」。
そして「神学の間」。
半円の天井と古い地球儀が置いてあって、不思議な空間に迷い込んだ気分になる。
よく歩いた後は、眺めのいいカフェでひと休み。
このチョコレートケーキは、
中にフルーツのジャムがたっぷり入っていて、なかなか濃厚。
さぁ、ここからは、ネルドヴァ通りのレリーフ巡り。
まだ住所がなかった時代に、
ファサードに目印になる彫刻やレリーフを飾ったのが、今となっても楽しめる。
ここは何屋さんだったのかな~と想像しながら通りを歩いていく。
気が付くとこの日ももう夕方になっていた。
ここから2時間は別行動にしよう、と母に提案。
私はひとり、ヴルトボフスカー庭園を目指す。
ヴルトボフスカー庭園はペトシーン丘にせり上がるテラス式庭園で、
「プラハで最も美しい庭園」と賞されている。
しかしその入り口は知らなければ絶対わからないといわれているくらい「通な」スポット。
大通りから少し入ったこんな小道を進んでいくと・・・
みごとな庭園に出た。
今日はここでも結婚式があったようだ。ハープの生演奏が聴こえてくる。
幾何学模様の花壇は、季節によって周りを彩る花が違うようだが、
私が訪れた時は、きれいなピンク色だった。
小さな池には魚も泳いでいた。
最上階には見晴らし台があって、マラー・ストラナが見渡せる。
プラハのいわゆる観光地では、たくさん日本人を見かけたのに、
ここでは日本人、とういより東洋人は私だけ。
「あら?なんかちょっと浮いちゃってるのかしらん???」
と思っていたけど、見晴らし台では、北欧から来ていたおじさまたちが、
背の低い私に、笑顔で前の方を譲ってくれた。
おかげで最高の眺めを堪能。プラハばんざーい!
母と待ち合わせの旧市街広場へ向かう途中に見えた、
真っ青な空と飛行機雲のコントラスト。
通りを歩く犬も、ウキウキ嬉しそう。
旧市街広場で母と合流した頃には、ゆっくりと日が傾きかけていた。
今日はプラハ最後の夜。
晩ごはんを食べた後、再び旧市街広場へ出かけてみる。
そこは温かい光に包まれていた。
カレル橋の上は、昼間より人が多いのでは?と思うほど。
見上げると遠くに月も光っていた。
明日はとうとう日本に帰る日に・・・
2011年11月23日水曜日
プラハに出かけよう!その③(3日目)
ようやくプラハの更新です~(汗)
プラハで2回目の朝がやってきた。
何だかだるいなぁ~、と思いながらシャワーを浴びる。
と、浴びている途中で急に気分が悪くなった。
・・・そのままベッドに戻り、少し動けるようになったのは、お昼過ぎだった。
体調は悪くても、プラハの街はきれいだ。
ホテルのすぐそばの市民会館。
今日の夜はここのスメタナホールでのコンサートを予約してある。
火薬塔は、プラハを代表するゴシック建築のひとつ。
17世紀半ばに町がロシア軍に包囲された時、火薬庫として使われたことからそう呼ばれている。
そのまま地図を見ながらナ・プジーコピェ通りを歩き、新市街へやってきた。
前回寄れなかったミュシャ美術館へ。
アルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハ)はアールヌーボーの旗手として活躍した画家で、女性を描いたポスターが有名だ。
ちょっと色っぽくて艶のあるミュシャの作品にはファンが多く、私もその一人。
「ヒヤシンス娘」はミュシャの代表作。
真剣にミュシャの作品に見入っていたのに、気付けばまた吐き気が。
一体今日はどうしちゃったんだろう?
美術館で座り込んでしまった。
あまりに私の体調が悪いので、ホテルに帰って休もうということになったのだが、昨日の夜から何も食べていない。母に何か食べないと!と言われ、半ば強制的にカフェに入る。
黒いマドンナの家の2階にある、キュビズム建築で有名な「グランドカフェ・オリエント」。
不必要な装飾を避け、三角形や角柱、角錐をモチーフに幾何学的な印象を与えてくれるキュビズム様式は、実際に自分の目で見て初めて、その美しさがわかった。
気付いた時には、キュビズムの不思議な魅力に引き込まれていた。
ここはとっても居心地がよくて、プラハで一番のお気に入りのカフェになった。
パラチンキと呼ばれるチェコ風クレープも絶品。フルーツがたっぷり。
階段もキュビズム。
元気な時にまた絶対来よう・・・と力なく思いながらホテルへいったん戻る。
それからホテルでまたダウン。
「今夜のコンサート、どうしよう・・・」
迷いに迷ったが、スメタナホールでのコンサートは今回の旅のメイン。
行かないで日本には帰れない!!!と、思い切って出かけた。
スメタナホールは、プラハの春国際音楽祭のメイン会場にもなっている憧れのホール。
(のだめカンタービレ in ヨーロッパでは、千秋先輩の指揮者コンクールファイナルの会場にもなってましたね♪)
まわりには日本人のお客さんもちらほらと。
本当のオケ好きが集まってきてるんだなぁ、と思うと胸が躍った。
オケは、歴史ある「Prague Symphony Orchestra」
演奏が始まる前に、2ndバイオリンのチェコ美人のお姉さんを激写!
そして・・・
今夜のコンサートは人生で最高の感激!
音楽の盛り上がりとともに、気持ちも盛り上がった。
「ベト2」ってこんなにカッコ良かったんだ!
生きてて良かった!
帰ったら絶対教授に自慢しよう!!(笑)
スメタナホールはアールヌーボー様式で、内部の装飾も繊細で美しい。
このホールでこの音楽を聴けたという幸せに、
コンサートが終わった後も、なかなかホールを出ることができなかった。
帰りに道路を挟んで市民会館の向かいにあるパラディウムに立ち寄る。
大型のショッピングセンターで22時まで空いているので便利。
体調はましになっていたが、やはり食欲がないため、
今夜はここの中のスーパーで、果物やスープ、サンドイッチを買ってホテルで食べることに。
明日は元気になってますように。
振り返るとライトアップされた市民会館が昼間とは違う雰囲気で立っていた。
プラハの素敵な夜だった。
4日目へ続く・・・
プラハで2回目の朝がやってきた。
何だかだるいなぁ~、と思いながらシャワーを浴びる。
と、浴びている途中で急に気分が悪くなった。
・・・そのままベッドに戻り、少し動けるようになったのは、お昼過ぎだった。
体調は悪くても、プラハの街はきれいだ。
ホテルのすぐそばの市民会館。
今日の夜はここのスメタナホールでのコンサートを予約してある。
火薬塔は、プラハを代表するゴシック建築のひとつ。
17世紀半ばに町がロシア軍に包囲された時、火薬庫として使われたことからそう呼ばれている。
そのまま地図を見ながらナ・プジーコピェ通りを歩き、新市街へやってきた。
前回寄れなかったミュシャ美術館へ。
アルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハ)はアールヌーボーの旗手として活躍した画家で、女性を描いたポスターが有名だ。
ちょっと色っぽくて艶のあるミュシャの作品にはファンが多く、私もその一人。
「ヒヤシンス娘」はミュシャの代表作。
真剣にミュシャの作品に見入っていたのに、気付けばまた吐き気が。
一体今日はどうしちゃったんだろう?
美術館で座り込んでしまった。
あまりに私の体調が悪いので、ホテルに帰って休もうということになったのだが、昨日の夜から何も食べていない。母に何か食べないと!と言われ、半ば強制的にカフェに入る。
黒いマドンナの家の2階にある、キュビズム建築で有名な「グランドカフェ・オリエント」。
不必要な装飾を避け、三角形や角柱、角錐をモチーフに幾何学的な印象を与えてくれるキュビズム様式は、実際に自分の目で見て初めて、その美しさがわかった。
気付いた時には、キュビズムの不思議な魅力に引き込まれていた。
ここはとっても居心地がよくて、プラハで一番のお気に入りのカフェになった。
パラチンキと呼ばれるチェコ風クレープも絶品。フルーツがたっぷり。
階段もキュビズム。
元気な時にまた絶対来よう・・・と力なく思いながらホテルへいったん戻る。
それからホテルでまたダウン。
「今夜のコンサート、どうしよう・・・」
迷いに迷ったが、スメタナホールでのコンサートは今回の旅のメイン。
行かないで日本には帰れない!!!と、思い切って出かけた。
スメタナホールは、プラハの春国際音楽祭のメイン会場にもなっている憧れのホール。
(のだめカンタービレ in ヨーロッパでは、千秋先輩の指揮者コンクールファイナルの会場にもなってましたね♪)
まわりには日本人のお客さんもちらほらと。
本当のオケ好きが集まってきてるんだなぁ、と思うと胸が躍った。
オケは、歴史ある「Prague Symphony Orchestra」
演奏が始まる前に、2ndバイオリンのチェコ美人のお姉さんを激写!
そして・・・
今夜のコンサートは人生で最高の感激!
音楽の盛り上がりとともに、気持ちも盛り上がった。
「ベト2」ってこんなにカッコ良かったんだ!
生きてて良かった!
帰ったら絶対教授に自慢しよう!!(笑)
スメタナホールはアールヌーボー様式で、内部の装飾も繊細で美しい。
このホールでこの音楽を聴けたという幸せに、
コンサートが終わった後も、なかなかホールを出ることができなかった。
帰りに道路を挟んで市民会館の向かいにあるパラディウムに立ち寄る。
大型のショッピングセンターで22時まで空いているので便利。
体調はましになっていたが、やはり食欲がないため、
今夜はここの中のスーパーで、果物やスープ、サンドイッチを買ってホテルで食べることに。
明日は元気になってますように。
振り返るとライトアップされた市民会館が昼間とは違う雰囲気で立っていた。
プラハの素敵な夜だった。
4日目へ続く・・・
登録:
投稿 (Atom)