2016年4月30日土曜日

モネの見ていた風景を求めて

みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?
前半はお天気がいいようなので、お出かけ日和。
論文を書くのも後回しにして、北川村の「モネの庭」に行ってきました。

「モネの庭」は高知市内から車で1時間半くらい。
印象派の画家、クロード・モネの想いを高知の自然の中で再現した場所です。

睡蓮が少し咲き始めているとのことで、「水の庭」から回ってみます。
そこには、モネの連作「睡蓮」の世界がそのまま広がっていました。





フランス国外で「モネの庭」という名称が許されているのはここだけとか。
あまりに美しすぎて、言葉はいりませんね。






赤い睡蓮の花。
もう少ししたら、もっといろんな色の睡蓮が咲き始めるそうですよ。





園内は「光の庭」、「花の庭」といくつかのテーマに分かれていて、
かわいいお花がたくさん育てられています。
 
 

 

 





ここでは、北川村の雄大な自然を感じることもできます。
どこまでも広がる山々。
見ていると気持ちが軽くなって、感謝の気持ちが溢れてきます。





フランスの小さな村に来たような雰囲気も。



 

植物好き、写真好きなら、「モネの庭」で1日中過ごせると思います。
そのくらい素敵な場所です。
私も今回は久しぶりに、スマホではなくコンパクトデジカメで撮影してみました。

2016年4月28日木曜日

おひとりさま東京の旅

久しぶりに東京の研究会に行ってきました!
東京なんて、果たしてどのくらいぶりでしょうか?!

今回の研究会は「乾癬」に関するもの。
自分の専門分野ではないので、こんな時にお勉強しておかないと。
「でも、眠くなったらどうしよう~」なんて思っていましたが、
そんなことは一切なく、とても実りある研究会でした。

そのあとは、大学時代の同級生に晩ご飯に連れて行ってもらいました。
もうずいぶん前にも、この友人と東京でご飯に行ったのですが・・・
どんなお店だったかは、彼の名誉(?)のために伏せておきましょう(笑)

今回は素敵なお店に案内してくれて、どうもありがとう(^^)/


そのあとホテルにチェックイン。
私はとにかく浮足立っていました。
何故なら、今回泊まるのが『帝国ホテル』だったからです☆


天井の高いエントランス。





ドーム状にピンク色の生花がたくさん飾られていて、
見ているだけでとっても幸せな気分になりました。





翌日の朝ごはんも、ひとり雰囲気のいいレストランで。





私は小食なので、美味しいものを少しだけ。
 
 
 
 
 
「帝国ホテルに泊まるのなんて、きっと一生に一回だわ~」
そんな思いで、ゆっくりした時間を過ごしました。
 
 
もし、いつかまたここに来ることが出来たなら・・・
その時私はどんなことを思うのかな。
 




さてさて、名残惜しい帝国ホテルをチェックアウトしたら、どうしましょう。
東京に行くと、オーケストラを聴いて帰ることが多いのですが、
予定を立てるのが遅すぎて、サントリーホールでのチケットはsold out(涙)。

他に東京でしかできないこと、ないかなぁ。

いろいろ調べていたら、白金台の「東京都庭園美術館」というところで、
「ガレの庭」という特別展をやっていることが判明。
・・・というわけで、行ってみました。
桜が少しだけ残る「東京都庭園美術館」。





ガレの作品は、みなさんもどこかで目にされたことがあるのではないでしょうか?
アール・ヌーボー様式の立役者のひとりで、
花や昆虫をモチーフにしたあのガラスの作品。

こんなにもまとまったガレの作品を見ることができたのは、
もちろん貴重なことでしたが、
彼が広大な庭でいろいろな植物を育てていたこと、
植物学への強い情熱があったこと、
日本の芸術にも影響を受けたことなど、
ガレの生き方も知ることができて、ますますガレの作品を深く味わうことができました。

美術館の出窓から差し込む、やわらかい光を浴びたガレの作品は特に美しく、
見た瞬間に、時間が止まったような気がしました。



美術館自体も大変素敵で、
敷地内の庭園を散歩することができました。





新緑のみどり。
この季節のみどり色が私は一番好きです。
優しくて希望を感じる色。





最後に美術館で見つけた、ちょっと嬉しくなる空間を。
床にできたガラスの影が・・・



 そうです。
ハートの模様になっているんです!
とっても粋でキュートですよね~。


今回の旅はゆっくり楽しんだ東京時間となりました。
「東京都庭園美術館」はまた違う季節にも行ってみたいものです。