ドブレーラーノ(チェコ語でおはよう)!
今日はプラハ2日目。朝6時に目覚ましが鳴って飛び起きる。
すぐ窓の外を確認。良かった~、晴れてる。
朝ごはんはホテルのレストランで。
ここ朝ごはんがおいしいとの評判を聞いていたので、とても楽しみにしていた。
そしてこの通り。パンやデニッシュがたくさん並んでいる。
小食の私は、迷いながらも食べれそうなだけお皿に取ってきた。
母はあれもこれも食べたいと・・・まぁ、いつものことか。
味は評判通りで、中でも私はチェコの野菜っておいしいなと思った。
ズッキーニとナスのハーブ蒸しみたいなのがあって、すっかり気に入ってしまった。
お腹も満たされたところで、いざプラハ城に向けて出発。
昨日見た旧市街広場のティーン聖母教会、天文時計を通り過ぎ、まずはカレル橋を目指す。
カレル橋は、前に来たときはすごい人だったのに、今日はまだ朝早いためか人通りが少ない。
向こうにはプラハ城が見えている。
カレル橋の両側にはボヘミアの聖人像が15体ずつ並んでいるのだが、この時間帯なら、触ると幸せになれるという、ヤン・ネポムツキーの像にもゆっくり触れる。朝のカレル橋もいいなぁと思う。
橋を渡りきったところで、22番のトラムに乗る。赤い車両が石畳の街並みに良く似合っている。
トラムの中。乗ったら自分で改札機を通して刻印することをお忘れなく。
プラハ城は、プラシュスキー・フラドという駅で降りると一番近いのだが、なぜだか焦って、ひと駅手前で降りてしまった。けどそれも旅の醍醐味。歩くと思わぬ発見が出来たりする。
ようやくプラハ城の入り口が見えてきた。
ショートツアーのチケットを買って(250Kc)、まずは聖ヴィート大聖堂へ。
聖堂内は朝の光が差し込んでいて、とても幻想的だった。
特に入って右側のガラス絵は、横の壁にたくさんの鮮やかな色が反射しており、言葉では表現できないすばらしさだった。
何だか時間を忘れてしまいそうな空間。ここに何時間でもいれそうだ。
たくさんあるガラス絵の中で一番有名なのが、このミュシャがデザインしたもの。
左側手前から3番目にある。
それから旧王宮を見て聖イジー教会へ。
かつて修道院だった建物は、素朴だけれど両脇に並ぶ石のアーチが美しい。
これぞ観光名所の「黄金の小道」。
16世紀にルドルフ2世がここに錬金術師を住まわせて、不老不死の秘薬を作っていたと伝えられることから、黄金の小道と呼ばれているらしい。
22番の水色の家は、フランツ・カフカが仕事部屋として使ったので有名だが、現在はおみやげ屋さんになっている。
この日はとてもいい天気で、日本より気温は低いものの、日中はずいぶん暖かく感じられる。
あぁ、空が青い。
そろそろ休憩したいな、と思ったところで、ロブコヴィツ宮殿のカフェへ。
そうそう、プラハといえばチェコビール。みんなお昼間からおいしそうにビールを飲んでいる。
チェコではビールと水の値段が一緒なのだから、飲まないわけがない!・・・のに、アルコールがダメな私は結局ピーチティーに。お酒が飲めたら、旅の楽しみも倍増するのになぁ、といつも思う。
ロブコヴィツ宮殿は宮殿内のコンサート付きチケットがお得だったので、そちらを買った。
写真撮影が禁止なので、コンサート前のこの1枚だけ。
現在、ロブコヴィツ宮殿は歴史博物館になっているが、ここで私はどうしても見たいものがあった。
それはベートーベンの交響曲4番と5番の初演で使われた楽譜。何とも7代目のロブコヴィツ侯爵が、ベートーベンのパトロンだったそうだ。
プラハ城をゆっくり楽しんだら、もう午後3時を過ぎていた。
このまま東門を抜けて帰ってもいいのだが、城下庭園に行ってみることにした。
プラハ城の崖下には、17世紀に貴族たちが造った6つの庭園があり、プラハ城下庭園となって公開されている。
ここからの眺めも素敵。しばし、私の大好きなプラハの景色をお楽しみください。
17時、カレル橋のふもとに戻って、カフェでサンドイッチを。
ボリュームたっぷりなので2人でひとつでちょうど。
そして今夜の締めくくりに、地下鉄を乗り継いで向かう。
プラハの地下鉄はA.B.Cの3線で色分けされているので、初めてでもわかりやすい。
ただ、ものすごく長くて急なエスカレーターは恐怖そのもの。
そして到着。
ここがプラハ国立歌劇場(国立オペラ座)だ!と思ったら、どうも雰囲気が違う。地元の人に聞いたら、国立博物館だった。
本物はこっち。
私、オペラというのは憧れはあったけれど、どうも苦手で実はこれが初めて。
けどこの空間を一度は体験してみたかった。贅沢で豪華な内装!記念すべきオペラデビュー。
今日の演目は蝶々夫人。日本人の蝶々さんが、アメリカ人ピンカートンの言葉を信じ、一途に待ち続けるというせつない話。
ピンカートンのイメージはすらっとしたイケメンだったのに、出てきたのがおっさん(大変失礼しました)だったり、靴のまま畳に上がるシーンに、日本人としてはギョッとしたり、いろいろあったけど、蝶々さんの歌うアリア「ある晴れた日に」はうっとり聴き入ってしまった。
その頃には、赤いワンピースを日本に忘れてきたことも、もうどうでもよくなっていた。
帰りも地下鉄で。そう、プラハの地下鉄、ワンちゃんも乗れるのだ。
盛りだくさんだったプラハ2日目。明日も行ったみたい場所がたくさんある。
けど事件発生!緊急事態!?
3日目に続く・・・
2011年9月27日火曜日
2011年9月23日金曜日
プラハに出かけよう!その①(出発~1日目)
2011/9/12 その日の私は、朝からそわそわしていた。
かねてから楽しみにしていたプラハ出発の日。
数年前にツアーで立ち寄ったことのあるプラハは、オレンジ色の屋根が印象的な街で、
「また絶対来たい!」とずっと思っていた。
今回はプラハの街だけをのんびり楽しもうと、フリーでの旅。本当はひとりで・・・♪と企んでいたが、母が付いてくることになった。
まずは関空へ向かう。仕事を片づけて、18:05高知発-伊丹行きの飛行機に滑り込んだ。何とか間に合った。伊丹からは関空までリムジンバスで1時間少しかかる。バスの中で、ウトウトしていると、オペラを聴きに行くときのために、と思っていた、赤いワンピースを家に忘れてきたことに気が付いた。あぁ~、やっぱり・・・。旅行の荷物はいつも多い方なのに、ショック。
気を取り直して関空に到着したのは、20時半頃だった。
今回選んだのはエミレーツ航空というドバイの航空会社。関空を23:35に出発するので、「働くOL&がんばってる女子に嬉しい!お仕事帰りに行ける深夜便」というわけ。
確かにプラハでの滞在時間は長くなるけれど、これで行くと、ある意味徹夜ということになる。
大丈夫かなぁ?
寝れない当直明けのあの何とも言えない妙な感覚が頭をよぎった。
母に相談したら、「飛行機で寝れば大丈夫。」と言う。
ちょっとドバイにも寄ってみたい好奇心も合わさって、エミレーツに決めた。
夜の関空はガラリとしている。これにはびっくり。昼間の騒々しさが嘘のようだ。
うわさのエミレーツは、映画や音楽が充実していて、エコノミーなのにUSB端子もついている。
周りを見渡すと、学生さん?みたいな若めの人が多い。おしゃべりをしたり、映画を見たり。
機内食はこんな感じ。
ドバイの空港はゴージャスだった。
2008年10月にはエミレーツ航空専用のターミナル3がオープンして、ますます活気付いているようだ。
空港の中にオアシスまである。
手荷物検査を受けて、乗り継ぎ案内の方へ進む。
アラブの国に来たんだな~と思う一枚。
ゴールドもいっぱい。
5時間の乗り継ぎ時間を空港で過ごし、プラハに向けていざフライト。
窓から見たドバイの街。
いよいよプラハが近づいてきた。
今度はさっき見たドバイの風景とは全く違う、オレンジ色の屋根が続いている。
プラハのルズイニェ空港に到着。
まずはチェコの通貨に両替しないと、と思い空港でATMを探す。すぐ見つかった。
そして無事にチェコの通貨であるチェココルナ(Kc)をゲットする。
さて、ここからホテルまでは、調べてきたCEDAZ社のシャトルバスに乗れば、問題なく行けるはず。
しかし、肝心のカウンターが見つからない。インフォメーションのお姉さんに、あやしい英語で尋ねると、「この建物を出て右に行くとすぐわかりますよ。」と教えてくれた。
あった~!CEDAZ社のバス停だ。
海外のバスは時間に遅れて当たり前かと思っていたのに、だいたい時間通りにミニバスがやってきた。
ルズイニェ空港とプラハ市内は約17kmほど離れており、このバスを利用すると30分ほど。
その間、英語を話すおばちゃん3人組が、ずーっとおしゃべりしており、車内はにぎやかだった。
共和国広場でバスが止まり、重い荷物を押して少し歩くと・・・
『グランドホテル ボヘミア』の文字が目に入った。
グランドホテル ボヘミアはネオ・バロック様式の建物を改修した78室のこじんまりとしたホテル。
お部屋はシンプルだけど、唐草模様のカーペットが敷かれていて、居心地がいい。
窓から見える景色に、いつも旅のお供であるコリラックマもうっとり~。
少しお部屋で休んだら、プラハ時間の夕方6時。ちょっと散歩に出かけてみよう。
グランドホテルボヘミアのすぐ正面には、ホテル・パジーシュ。青空がとってもきれい。
ツェレトナー通りに出ると、母がすぐアイスクリームを売っているのを発見する。
私はアイスクリームよりも早く見たい景色があった。旧市庁舎の塔にエレベーターで上って・・・。
思わず息を飲んだ。
とうとうプラハに来たんだ、と思った。
2つの尖塔が特徴的なティーン聖母教会も本当に美しい。
私がプラハで一番好きな建物かもしれない。
塔から降りて、ティーン聖母教会を振り返る。
15世紀に作られた有名な天文時計も
旧市街広場のヤン・フス像も
深い歴史の息づかいだ。
さぁ、明日は早起きしてプラハ城へ向かおう。
市民会館の地下1階のチェコ料理レストランで、ダックのオーブン焼きとクネドリーキを食べて、この日は早めにホテルで就寝。
2日目につづく・・・
かねてから楽しみにしていたプラハ出発の日。
数年前にツアーで立ち寄ったことのあるプラハは、オレンジ色の屋根が印象的な街で、
「また絶対来たい!」とずっと思っていた。
今回はプラハの街だけをのんびり楽しもうと、フリーでの旅。本当はひとりで・・・♪と企んでいたが、母が付いてくることになった。
まずは関空へ向かう。仕事を片づけて、18:05高知発-伊丹行きの飛行機に滑り込んだ。何とか間に合った。伊丹からは関空までリムジンバスで1時間少しかかる。バスの中で、ウトウトしていると、オペラを聴きに行くときのために、と思っていた、赤いワンピースを家に忘れてきたことに気が付いた。あぁ~、やっぱり・・・。旅行の荷物はいつも多い方なのに、ショック。
気を取り直して関空に到着したのは、20時半頃だった。
今回選んだのはエミレーツ航空というドバイの航空会社。関空を23:35に出発するので、「働くOL&がんばってる女子に嬉しい!お仕事帰りに行ける深夜便」というわけ。
確かにプラハでの滞在時間は長くなるけれど、これで行くと、ある意味徹夜ということになる。
大丈夫かなぁ?
寝れない当直明けのあの何とも言えない妙な感覚が頭をよぎった。
母に相談したら、「飛行機で寝れば大丈夫。」と言う。
ちょっとドバイにも寄ってみたい好奇心も合わさって、エミレーツに決めた。
夜の関空はガラリとしている。これにはびっくり。昼間の騒々しさが嘘のようだ。
うわさのエミレーツは、映画や音楽が充実していて、エコノミーなのにUSB端子もついている。
周りを見渡すと、学生さん?みたいな若めの人が多い。おしゃべりをしたり、映画を見たり。
機内食はこんな感じ。
ドバイの空港はゴージャスだった。
2008年10月にはエミレーツ航空専用のターミナル3がオープンして、ますます活気付いているようだ。
空港の中にオアシスまである。
手荷物検査を受けて、乗り継ぎ案内の方へ進む。
アラブの国に来たんだな~と思う一枚。
ゴールドもいっぱい。
5時間の乗り継ぎ時間を空港で過ごし、プラハに向けていざフライト。
窓から見たドバイの街。
いよいよプラハが近づいてきた。
今度はさっき見たドバイの風景とは全く違う、オレンジ色の屋根が続いている。
プラハのルズイニェ空港に到着。
まずはチェコの通貨に両替しないと、と思い空港でATMを探す。すぐ見つかった。
そして無事にチェコの通貨であるチェココルナ(Kc)をゲットする。
さて、ここからホテルまでは、調べてきたCEDAZ社のシャトルバスに乗れば、問題なく行けるはず。
しかし、肝心のカウンターが見つからない。インフォメーションのお姉さんに、あやしい英語で尋ねると、「この建物を出て右に行くとすぐわかりますよ。」と教えてくれた。
あった~!CEDAZ社のバス停だ。
海外のバスは時間に遅れて当たり前かと思っていたのに、だいたい時間通りにミニバスがやってきた。
ルズイニェ空港とプラハ市内は約17kmほど離れており、このバスを利用すると30分ほど。
その間、英語を話すおばちゃん3人組が、ずーっとおしゃべりしており、車内はにぎやかだった。
共和国広場でバスが止まり、重い荷物を押して少し歩くと・・・
『グランドホテル ボヘミア』の文字が目に入った。
グランドホテル ボヘミアはネオ・バロック様式の建物を改修した78室のこじんまりとしたホテル。
お部屋はシンプルだけど、唐草模様のカーペットが敷かれていて、居心地がいい。
窓から見える景色に、いつも旅のお供であるコリラックマもうっとり~。
少しお部屋で休んだら、プラハ時間の夕方6時。ちょっと散歩に出かけてみよう。
グランドホテルボヘミアのすぐ正面には、ホテル・パジーシュ。青空がとってもきれい。
ツェレトナー通りに出ると、母がすぐアイスクリームを売っているのを発見する。
私はアイスクリームよりも早く見たい景色があった。旧市庁舎の塔にエレベーターで上って・・・。
思わず息を飲んだ。
とうとうプラハに来たんだ、と思った。
2つの尖塔が特徴的なティーン聖母教会も本当に美しい。
私がプラハで一番好きな建物かもしれない。
塔から降りて、ティーン聖母教会を振り返る。
15世紀に作られた有名な天文時計も
旧市街広場のヤン・フス像も
深い歴史の息づかいだ。
さぁ、明日は早起きしてプラハ城へ向かおう。
市民会館の地下1階のチェコ料理レストランで、ダックのオーブン焼きとクネドリーキを食べて、この日は早めにホテルで就寝。
2日目につづく・・・
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