2011年9月27日火曜日

プラハに出かけよう!その②(2日目)

ドブレーラーノ(チェコ語でおはよう)!
今日はプラハ2日目。朝6時に目覚ましが鳴って飛び起きる。
すぐ窓の外を確認。良かった~、晴れてる。

朝ごはんはホテルのレストランで。
ここ朝ごはんがおいしいとの評判を聞いていたので、とても楽しみにしていた。
そしてこの通り。パンやデニッシュがたくさん並んでいる。

小食の私は、迷いながらも食べれそうなだけお皿に取ってきた。
母はあれもこれも食べたいと・・・まぁ、いつものことか。
味は評判通りで、中でも私はチェコの野菜っておいしいなと思った。
ズッキーニとナスのハーブ蒸しみたいなのがあって、すっかり気に入ってしまった。

お腹も満たされたところで、いざプラハ城に向けて出発。
昨日見た旧市街広場のティーン聖母教会、天文時計を通り過ぎ、まずはカレル橋を目指す。

カレル橋は、前に来たときはすごい人だったのに、今日はまだ朝早いためか人通りが少ない。
向こうにはプラハ城が見えている。

カレル橋の両側にはボヘミアの聖人像が15体ずつ並んでいるのだが、この時間帯なら、触ると幸せになれるという、ヤン・ネポムツキーの像にもゆっくり触れる。朝のカレル橋もいいなぁと思う。

橋を渡りきったところで、22番のトラムに乗る。赤い車両が石畳の街並みに良く似合っている。

トラムの中。乗ったら自分で改札機を通して刻印することをお忘れなく。

プラハ城は、プラシュスキー・フラドという駅で降りると一番近いのだが、なぜだか焦って、ひと駅手前で降りてしまった。けどそれも旅の醍醐味。歩くと思わぬ発見が出来たりする。
ようやくプラハ城の入り口が見えてきた。

ショートツアーのチケットを買って(250Kc)、まずは聖ヴィート大聖堂へ。

聖堂内は朝の光が差し込んでいて、とても幻想的だった。

特に入って右側のガラス絵は、横の壁にたくさんの鮮やかな色が反射しており、言葉では表現できないすばらしさだった。
何だか時間を忘れてしまいそうな空間。ここに何時間でもいれそうだ。

たくさんあるガラス絵の中で一番有名なのが、このミュシャがデザインしたもの。
左側手前から3番目にある。

それから旧王宮を見て聖イジー教会へ。
かつて修道院だった建物は、素朴だけれど両脇に並ぶ石のアーチが美しい。

これぞ観光名所の「黄金の小道」。
16世紀にルドルフ2世がここに錬金術師を住まわせて、不老不死の秘薬を作っていたと伝えられることから、黄金の小道と呼ばれているらしい。
22番の水色の家は、フランツ・カフカが仕事部屋として使ったので有名だが、現在はおみやげ屋さんになっている。

この日はとてもいい天気で、日本より気温は低いものの、日中はずいぶん暖かく感じられる。
あぁ、空が青い。

そろそろ休憩したいな、と思ったところで、ロブコヴィツ宮殿のカフェへ。
そうそう、プラハといえばチェコビール。みんなお昼間からおいしそうにビールを飲んでいる。
チェコではビールと水の値段が一緒なのだから、飲まないわけがない!・・・のに、アルコールがダメな私は結局ピーチティーに。お酒が飲めたら、旅の楽しみも倍増するのになぁ、といつも思う。

ロブコヴィツ宮殿は宮殿内のコンサート付きチケットがお得だったので、そちらを買った。
写真撮影が禁止なので、コンサート前のこの1枚だけ。
現在、ロブコヴィツ宮殿は歴史博物館になっているが、ここで私はどうしても見たいものがあった。
それはベートーベンの交響曲4番と5番の初演で使われた楽譜。何とも7代目のロブコヴィツ侯爵が、ベートーベンのパトロンだったそうだ。

プラハ城をゆっくり楽しんだら、もう午後3時を過ぎていた。
このまま東門を抜けて帰ってもいいのだが、城下庭園に行ってみることにした。

プラハ城の崖下には、17世紀に貴族たちが造った6つの庭園があり、プラハ城下庭園となって公開されている。

ここからの眺めも素敵。しばし、私の大好きなプラハの景色をお楽しみください。









17時、カレル橋のふもとに戻って、カフェでサンドイッチを。
ボリュームたっぷりなので2人でひとつでちょうど。


そして今夜の締めくくりに、地下鉄を乗り継いで向かう。
プラハの地下鉄はA.B.Cの3線で色分けされているので、初めてでもわかりやすい。
ただ、ものすごく長くて急なエスカレーターは恐怖そのもの。

そして到着。
ここがプラハ国立歌劇場(国立オペラ座)だ!と思ったら、どうも雰囲気が違う。地元の人に聞いたら、国立博物館だった。

本物はこっち。

私、オペラというのは憧れはあったけれど、どうも苦手で実はこれが初めて。
けどこの空間を一度は体験してみたかった。贅沢で豪華な内装!記念すべきオペラデビュー。

今日の演目は蝶々夫人。日本人の蝶々さんが、アメリカ人ピンカートンの言葉を信じ、一途に待ち続けるというせつない話。
ピンカートンのイメージはすらっとしたイケメンだったのに、出てきたのがおっさん(大変失礼しました)だったり、靴のまま畳に上がるシーンに、日本人としてはギョッとしたり、いろいろあったけど、蝶々さんの歌うアリア「ある晴れた日に」はうっとり聴き入ってしまった。
その頃には、赤いワンピースを日本に忘れてきたことも、もうどうでもよくなっていた。

帰りも地下鉄で。そう、プラハの地下鉄、ワンちゃんも乗れるのだ。

盛りだくさんだったプラハ2日目。明日も行ったみたい場所がたくさんある。
けど事件発生!緊急事態!?

3日目に続く・・・

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