昨日の夜は、移動疲れでぶっ倒れてしまいました。
今日から本格的な観光ですが、大丈夫でしょうか?!
少し遅めに起きて、ホテルの朝食に向かいます。
チーズやハムの種類が多く、生野菜もありました。
おいしそうだったので、ついつい取りすぎてしまいました・・・。
お部屋に戻って少し休憩したら、体調もよさそう!
というわけで、クロアチアの首都、ザグレブ観光に出発です。
ザグレブの見どころは中心部に集まっています。
大きな街ではないので、ホテルから徒歩でも回れますが、
私たちはバスやケーブルカーとも共通になっている、
トラムの1日チケットを40Knで購入しました。
チケットはTISAKなど街中にあるキオスクで購入できます。
チケットを無事購入したら、ザグレブ中央駅前からトラムに乗って、
観光の中心、イェラチッチ広場に移動します。
青いトラムは近代的で便数も多く、スムーズに移動することができました。
広場にはクロアチアの民主化に大きな影響を与えた総督であるイェラチッチの像が建っており、たくさんの人であふれていました。
このイェラチッチ広場を拠点にして、街歩きスタートです。
まずは坂道を少し上って「石の門」。
かつての大火災でも聖母マリアの肖像が無傷であったことから奇跡が信じられ、
門の中に礼拝堂があります。
真剣にお祈りをしている人たちが並んでおり、そ~っと通り抜けました。
そこから坂道をさらに上ると「聖マルコ教会」が見えてきました。
屋根のモザイク模様がかわいい、ザグレブのシンボル的教会です。
気が付くと、ゴルニ・グラードの丘に出ていました。
見晴らしがよく、気持ちいいです~。
丘とふもとは短いケーブルカーで結ばれていて、その所要時間は30秒ほど。
トラムの共通チケットで乗れるので、私たちも後で乗ってみました。
とここで、お土産物やさんを発見!
友人に「マグネットを買ってきてほしい!」と強く頼まれていたので、
忘れないうちに。
どれにしようかな~。
マグネットを買いながら、私たちはこの場所で正午になるのを待っていました。
お目当てのものがあったのです。
それは・・・ロトルシュチャク塔から打ち鳴らされる大砲の音を聞くため。
塔では、1877年から毎日正午に大砲の音が鳴るそうで、
以前テレビで見たときは、子どもたちが大騒ぎしていました。
そしていざ正午になったとき、
ドカーン!!とものすごい音がして、鼓膜が震えました!
正午の知らせを聞いたあとは、ドラツ青果市場に急ぎました。
ドラツ青果市場は、クロアチアの各地から集められた新鮮な野菜や果物、
地方の特産物などが売られているのですが、
お昼過ぎから店じまいが始まるというのを聞いていたのです。
この日は日曜日だったこともあり、市場に着くと、少しずつ店じまいが始まっていました。
けれど赤いパラソルがたくさん並ぶ露店は、見て回るだけでも楽しい気分になりました。
野菜も色鮮やかでおいしそうです。
お花を売っているコーナーもありました。
この日のお昼は、ドラツ青果市場の近くのオープンカフェで簡単に済ませたのですが、
午前中、親切に話しかけてくれたザグレブ市民のおじさんが、
「見逃すな~!」と言っていた軍隊の行進を、ちょうど見ることができました。
午後からは、「聖母被昇天大聖堂」に。
2つの尖塔がそびえたち、ザグレブのランドマークになっています。
片方の尖塔は修復中でした。
その内部の壮大さに感動した後は、大聖堂前のベンチでちょっとのんびりしました。
こんな時間の過ごし方って贅沢ですね~。
ひと休みしたら、大聖堂近くのバス停Kaptolから106番のバスに乗って、
「ミロゴイ墓地」を目指します。
ミロゴイ墓地は、ザグレブ市内の多くの建築を手掛けたヘルマン・ボレーの設計で、
「ヨーロッパでもっとも美しい墓地」とも称されているそうです。
そんなことを聞いたら、訪れないわけにはいきませんよね。
バスに乗り中心部からは少しだけ離れているので、ちょっと心配でしたが、
迷うことなくミロゴイ墓地に到着しました。
入り口のドームは蔦が絡まる趣のある外観です。
そして、ず~っと続いているアーチとモザイクの床。
ここが墓地であることを忘れてしまいそうな幻想的な空間でした。
静かな時間の流れを感じていたら、かわいらしい白黒の子猫を発見しました!
(残念ながら、人見知りのご様子)
それから来たときと同じようにバスで大聖堂まで戻り、
そこからはズリンスキー広場、ストロスマエル広場、トミスラヴ広場と
徒歩で抜けて、一旦ホテルへ帰りました。
さてさて、ザグレブでの晩ごはんは何にしましょうか?
ザグレブはクロアチアの中でも内陸にあるために、
お魚よりもお肉料理がおすすめだそうで、
ガイドブックにあった郷土料理レストラン「スターリ・フィヤケル900」に行ってみることにしました。
こちらがサルマ(Sarma)というロールキャベツですが、
塩漬けして乳酸発酵したキャベツでつくられているため、結構酸味が強かったです。
確かに日本にはない味ですが、これぞ伝統料理!といった感じでした。
お腹も満たされたら、夜の街並を楽しみながらホテルへ帰ります。
ザグレブの街は、想像していたのよりもうんと良かったです。
中世の時代へ迷い込んだような素敵な街歩きでした。
明日は早起きして、世界遺産のプリトヴィッツェ湖群国立公園へ向かいまぁす。
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