2016年11月17日木曜日

天空の世界遺産 高野山を巡る旅

気がつけばもう11月半ば。
ぐっと寒くなってきましたね。
ブログ更新を2ヶ月以上もサボってしまって反省しています。

だいぶ時間が経ってしまいましたが、今回は9月に出かけた高野山の旅です。
高野山は816年に弘法大師さまによって開かれた祈りの聖地。
開創1200年のありがたい時期にお参りできたことは、とても幸せでした。

高野山へは大阪・難波から南海電車で約2時間。
高野山内のバスや拝観割引券がセットになった、
「高野山・世界遺産きっぷ」を購入して出発です。




極楽橋駅でケーブルカーに乗り換えますが・・・
ものすごい傾斜!
 
 
 
 
山の中は、緑が多くていい眺め。




高野山駅に着いたら、バスで中心地まで移動します。
時刻は夕方4時前。
まずは、壇上伽藍に行ってみます。




ここでどうしても見つけたかったのが、『三鈷の松』です。
通常、松葉は2葉か5葉ですが、ここには3本葉の珍しい松葉があって、
それを見つけてお守りにすると、3つの福を授かると言われているそうです。
こんな縁起物は、ぜひ見つけて持って帰りたい!




でも、みなさん考えることは同じ。すでに拾われているんでしょうね。
必死で探しても、見つかるのは2葉の松葉だけ。
あきらめかけた、その時・・・ありました!ありました!
奇跡の3本葉!




三鈷の松を手に入れ、気分上々で
本日宿泊する宿坊「一乗院」さんに向かいました。
高野山にはたくさんの宿坊があって、どこにするか迷いましたが、
一乗院さんが「宿坊界のリッツカールトン」だと口コミで評されていたのが決め手となりました。




美しい庭園や歴史ある襖絵など、日本の素晴らしさが満載。

 





そしてなんと言っても、一乗院さんの魅力は精進料理。
修行僧の方々が、お部屋に運んで準備してくださいます。
 
 
 
 
ひとつひとつがとても細やかで心遣いを感じますね。
もちろん美しさだけでなく、どのお料理も大変美味しくてびっくりしました。 
 
 
 
 
いちじくの天ぷらは初めて食べました!
(もみじの下にあるのがそうです)




湯葉は私の大好物。
 
 
 
 
翌朝は6時に起きて、6時半から朝のお勤めです。
宿坊に宿泊してこその体験ですね。
お勤めが終わってお部屋に戻ると、お布団が上げられて、朝食の準備が整っていました。
本当に至れり尽くせり。
何だか申し訳ないくらい、宿坊なのに素晴らしいおもてなしです。
 
チェックアウト後は、荷物を預かっていただき、バスで奥の院口まで向かいました。
ここからは歩いて2㎞ほどの御廟を目指します。
 
 
 
 
杉木立の参道は、清らかな空気に満ちていて、至る所にお地蔵さまが。
名もないお地蔵さまから、ガイドブックに載っているお地蔵さままで、
ずっとこの高野山を見守ってくださっているのでしょう。
 
 
 
 
 
参道の両脇にはこれまた無数のお墓が並んでいます。
 
 
 
 
そして、奥の院の隠れスポット!
四国八十八カ所巡り!
四国に住んでいても、なかなか八十八カ所にお参りする機会はないものです。
ここで八十八カ所の石像を順番に参って、見事制覇!
しかも今年は特に御利益が増すと言われている「逆打ち」をしましたよ。
 

 
 
 
ここから先は撮影禁止エリア。
弘法大師さまが今も生きておられると伝えられる神聖な場所、「御廟」がこの先にあります。
 
 
 
 
 最後に金剛峯寺にお参りして、高野山の旅も終了です。

 
 
 
 
YOSHIKIのディナーショー翌日という、煩悩まみれの中での高野山。
それでもとてもいい時間が過ごせました。
私は奥の院の空気が一番好きで、印象に残りました。
 
もうひとつ印象深かったのは、一乗院さんで夕食をいただいた後、
オリジナルの念珠作りが出来たことです。
母珠は高野杉の霊木。「自分のこころがまあるくなりますように」と念じながら、やすりで丁寧に磨きます。
梅・紫檀・高野槇の珠は、自分で好きな色を組み合わせて通していくのですが、感謝や反省、願い事をしながら、それぞれ決まった数を通します。
これが私の作った念珠です。
 
 
 
 
黙々と珠を通しながら、まっすぐに自分と向き合う時間。
心を一度空っぽにして、自分がこれまで歩んできた人生、そしてこれからの人生を考えました。
こんな時間を持つことは、日常の中では絶対に難しいと思います。
高野山がエネルギーに満ちた聖地だというのを身をもって感じました。
 
これからは、どこかにお参りに行くときには、
この念珠を必ず持参したいと思います!
念珠作りは、光木阿字館というところの中前さんが親切に指導してくださいました。
 

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