2011年11月23日水曜日

プラハに出かけよう!その③(3日目)

ようやくプラハの更新です~(汗)

プラハで2回目の朝がやってきた。
何だかだるいなぁ~、と思いながらシャワーを浴びる。
と、浴びている途中で急に気分が悪くなった。
   ・・・そのままベッドに戻り、少し動けるようになったのは、お昼過ぎだった。

体調は悪くても、プラハの街はきれいだ。
ホテルのすぐそばの市民会館。
今日の夜はここのスメタナホールでのコンサートを予約してある。

火薬塔は、プラハを代表するゴシック建築のひとつ。
17世紀半ばに町がロシア軍に包囲された時、火薬庫として使われたことからそう呼ばれている。

そのまま地図を見ながらナ・プジーコピェ通りを歩き、新市街へやってきた。
前回寄れなかったミュシャ美術館へ。
アルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハ)はアールヌーボーの旗手として活躍した画家で、女性を描いたポスターが有名だ。
ちょっと色っぽくて艶のあるミュシャの作品にはファンが多く、私もその一人。

「ヒヤシンス娘」はミュシャの代表作。

真剣にミュシャの作品に見入っていたのに、気付けばまた吐き気が。
一体今日はどうしちゃったんだろう?
美術館で座り込んでしまった。
あまりに私の体調が悪いので、ホテルに帰って休もうということになったのだが、昨日の夜から何も食べていない。母に何か食べないと!と言われ、半ば強制的にカフェに入る。

黒いマドンナの家の2階にある、キュビズム建築で有名な「グランドカフェ・オリエント」。
不必要な装飾を避け、三角形や角柱、角錐をモチーフに幾何学的な印象を与えてくれるキュビズム様式は、実際に自分の目で見て初めて、その美しさがわかった。
気付いた時には、キュビズムの不思議な魅力に引き込まれていた。

ここはとっても居心地がよくて、プラハで一番のお気に入りのカフェになった。
パラチンキと呼ばれるチェコ風クレープも絶品。フルーツがたっぷり。

階段もキュビズム。
元気な時にまた絶対来よう・・・と力なく思いながらホテルへいったん戻る。

それからホテルでまたダウン。
「今夜のコンサート、どうしよう・・・」
迷いに迷ったが、スメタナホールでのコンサートは今回の旅のメイン。
行かないで日本には帰れない!!!と、思い切って出かけた。

スメタナホールは、プラハの春国際音楽祭のメイン会場にもなっている憧れのホール。
(のだめカンタービレ in ヨーロッパでは、千秋先輩の指揮者コンクールファイナルの会場にもなってましたね♪)
まわりには日本人のお客さんもちらほらと。
本当のオケ好きが集まってきてるんだなぁ、と思うと胸が躍った。

オケは、歴史ある「Prague Symphony Orchestra」
演奏が始まる前に、2ndバイオリンのチェコ美人のお姉さんを激写!

そして・・・

今夜のコンサートは人生で最高の感激!
音楽の盛り上がりとともに、気持ちも盛り上がった。

「ベト2」ってこんなにカッコ良かったんだ!
生きてて良かった!
帰ったら絶対教授に自慢しよう!!(笑)

スメタナホールはアールヌーボー様式で、内部の装飾も繊細で美しい。
このホールでこの音楽を聴けたという幸せに、
コンサートが終わった後も、なかなかホールを出ることができなかった。

帰りに道路を挟んで市民会館の向かいにあるパラディウムに立ち寄る。
大型のショッピングセンターで22時まで空いているので便利。

体調はましになっていたが、やはり食欲がないため、
今夜はここの中のスーパーで、果物やスープ、サンドイッチを買ってホテルで食べることに。

明日は元気になってますように。
振り返るとライトアップされた市民会館が昼間とは違う雰囲気で立っていた。
プラハの素敵な夜だった。

4日目へ続く・・・

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