2011年12月4日日曜日

プラハに出かけよう!その④

プラハ4日目は、カルロヴィ・ヴァリに行く予定だった。
カルロヴィ・ヴァリは、プラハの北西にある温泉保養地。
といっても入る温泉ではなく、飲む温泉がメイン。
テプラー川沿いに広がる美しい街に行ってみたくて、
インターネットでバスの予約までしていたのだが、
プラハからは片道2時間の距離。
昨日の最悪の体調を考えて、無理せずプラハの街をもう1日楽しむことにした。

ホテルからカレル橋へのすっかり慣れた道を歩いていると、
結婚式の記念撮影に遭遇。とても美しい日。


今日はとても天気がよく、カレル橋からは気球が上がっているのが見える。
この空の青さ、日本では絶対見れない色だなぁ、と思う。

橋を渡りきった少し先にある聖ミクラーシュ教会にやってきた。
ダイナミックなバロック様式の教会で、空間を飾るたくさんの彫刻に圧倒されてしまいそうになる。

天井のフレスコ画も豪華。

1787年にモーツァルトが演奏したというオルガンも残っている。

ゆっくりと静かな時間を教会で過ごしたあとは、
トラムに乗って、ストラホフ修道院を目指そう。

おっと途中でアンティークの楽器屋さんを発見!
つい嬉しくなって立ち寄る。
いつでも気ままに寄り道できるのが、ツアーじゃない旅の良いところ。

ストラホフ修道院は、時間があればぜひ行ってみたいと思っていた場所のひとつで、
1140年にボヘミア王ブラディスラフ1世によって建設された大規模な修道院。
貴重な文献もたくさん残っている。
こちらが「哲学の間」。

そして「神学の間」。
半円の天井と古い地球儀が置いてあって、不思議な空間に迷い込んだ気分になる。

よく歩いた後は、眺めのいいカフェでひと休み。
このチョコレートケーキは、
中にフルーツのジャムがたっぷり入っていて、なかなか濃厚。

さぁ、ここからは、ネルドヴァ通りのレリーフ巡り。
まだ住所がなかった時代に、
ファサードに目印になる彫刻やレリーフを飾ったのが、今となっても楽しめる。
ここは何屋さんだったのかな~と想像しながら通りを歩いていく。

気が付くとこの日ももう夕方になっていた。
ここから2時間は別行動にしよう、と母に提案。
私はひとり、ヴルトボフスカー庭園を目指す。
ヴルトボフスカー庭園はペトシーン丘にせり上がるテラス式庭園で、
「プラハで最も美しい庭園」と賞されている。
しかしその入り口は知らなければ絶対わからないといわれているくらい「通な」スポット。

大通りから少し入ったこんな小道を進んでいくと・・・

みごとな庭園に出た。
今日はここでも結婚式があったようだ。ハープの生演奏が聴こえてくる。

幾何学模様の花壇は、季節によって周りを彩る花が違うようだが、
私が訪れた時は、きれいなピンク色だった。

小さな池には魚も泳いでいた。

最上階には見晴らし台があって、マラー・ストラナが見渡せる。
プラハのいわゆる観光地では、たくさん日本人を見かけたのに、
ここでは日本人、とういより東洋人は私だけ。

「あら?なんかちょっと浮いちゃってるのかしらん???」

と思っていたけど、見晴らし台では、北欧から来ていたおじさまたちが、
背の低い私に、笑顔で前の方を譲ってくれた。
おかげで最高の眺めを堪能。プラハばんざーい!

母と待ち合わせの旧市街広場へ向かう途中に見えた、
真っ青な空と飛行機雲のコントラスト。

通りを歩く犬も、ウキウキ嬉しそう。

旧市街広場で母と合流した頃には、ゆっくりと日が傾きかけていた。

今日はプラハ最後の夜。
晩ごはんを食べた後、再び旧市街広場へ出かけてみる。
そこは温かい光に包まれていた。

カレル橋の上は、昼間より人が多いのでは?と思うほど。
見上げると遠くに月も光っていた。

明日はとうとう日本に帰る日に・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿